大会長挨拶
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第63回日本小児歯科学会大会 大会長 早﨑 治明 |
皆様方におかれましては,益々ご清栄のこととお喜び申し上げます.
この度,第63回日本小児歯科学会大会を新潟大学大学院医歯学総合研究科 小児歯科学分野で主管させていただくことになりました.本大会は2025年5月29日(木),30日(金)に新潟市にあります朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターにて開催いたします.新潟は,豊かな自然と歴史的な文化が息づく地であり,我々の大会がこの地での開催となることを光栄に思います.
本大会のテーマは「生涯の確かな礎を目指して」とさせて頂きました.歯学を取り巻く環境は小児歯科の黎明期と比べると全てが大きく変化していると言っても過言ではありません.少子高齢化,う蝕の指数関数的な減少など社会環境はもとより,歯学教育の現場では,入学定員数の削減,学生の男女比率の変化,国家試験合格率の低下が進行しています.臨床研修では,今年度から卒前に行う共用試験の公的化も始まりました.また,昨今の卒後研修における単独型研修施設の増加は,卒後に歯科臨床を大学で学ぶ歯科医師数を大きく減少するものであり,専門性の育成に資する専門学会にとって看過できない傾向です.一方,日々の臨床に目を向けると,医療的ケア児への歯科的対応の担い手が少ないことや,児童虐待が増加している中で困難を抱えた養育環境の患者さまやそのご家族への対応の難しさなど,喫緊の課題にも直面しております.その背景にある小児歯科医療の地域の偏在は,依然として小児医療の充実の前に大きく立ちはだかっている状況ではないでしょうか.このような中,パラダイムシフトとも呼べる今現在の小児歯科の礎を皆様と共有し,見つめなおす機会になればと考えております.
ご存知の通り,新潟は食処,酒処です.全国区となった「にいがた 食の陣」や「にいがた 酒の陣」では,毎年全国から大勢の方が来越し賑わいをみせます.なかでも,「にいがた 酒の陣」は,今大会の会場である朱鷺メッセにおいて毎年3月に2日間開催され計16,000名が来場,全国各地から酒豪を集める一大イベントとなっております.本大会においてもその一端を堪能頂くべく企画もご用意する所存です.ぜひ皆様,ここ新潟に足をお運び頂き,本大会で学び語らって頂くとともに,新潟の美味を堪能して頂ければと思います.学会会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております.


