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第60回日本小児歯科学会大会

大会長挨拶

 

 

第60回日本小児歯科学会大会 
大会長 白川 哲夫 
(日本大学歯学部小児歯科学講座 教授) 

 日本小児歯科学会大会は今回で60回目を迎え、記念大会として日本大学歯学部小児歯科学講座が主管して開催させていただくことになりました。国内での新型コロナウイルスの感染拡大により、第58回大会ならびに第59回大会については残念ながら現地開催ができませんでしたが、この第60回大会ではワクチン接種等の対策が奏功することを期待して現地開催を前提に準備を進めております。会期は2022年5月19日(木)、20日(金)で、千葉市の幕張メッセ国際会議場にて開催いたします。
 私たち小児歯科医療に携わるものの役目は、全ての子どもたちが日々、病気とは無縁で活気溢れる日々を送れるよう、口腔の健康管理を通じて手助けすることです。ところが残念なことに、長期化の様相が明らかになった新型コロナウイルス感染、あるいは全国各地で発生している自然災害などで、今多くの方々の生活基盤が不安定になっており、同時に子どもたちの生活もまた脅かされ、健康の維持にも影響が出ています。子どもたちがかつての日常を早く取り戻すことができるよう、本大会のテーマを「心をつなぎ支えよう、子どもたちの明日を」とさせていただきました。
 この第60回記念大会では、招聘講演としてカリフォルニア大学歯学部小児歯科学講座のFrancisco Ramos-Gomez教授に、遠隔医療の時代の小児歯科についての講演をお願いしています。また特別講演を2題予定しており、東京大学医科学研究所の清野宏教授には粘膜免疫と未来型ワクチン開発に関して、また北海道大学医学研究院の渡辺雅彦教授には脳機能発達メカニズムに関して最新の話題や研究成果をお話いただく予定です。
 そのほか、教育講演を2題や60周年記念大会企画を準備しており、頭を休めて息抜きを、という場合には近くに東京ディズニーリゾートもございます。多くの皆様方にご参加いただけることを願っています。